上空を自衛隊機が飛ぶ埼玉県所沢市立狭山ケ丘中学校=2015年2月6日(共同)【拡大】
所沢市立小中校のうち防音校舎は29校。市は防衛省の補助を受け、その全てにエアコンを設置する方針を決めたが、藤本市長の登場で急転した。
12年1月、市は防衛省への補助申請を取り下げ、工事は1校だけでストップ。市長は再三の要望を受けても態度を変えず、保護者らは署名を集めて住民投票を直接請求し、議会が昨年末、投票実施を決めた。
かたくなな市長の信念は「東日本大震災と原子力発電所の事故を経験した今、自然と調和を図る方向へ」。投票に反対する意見書には「教室には扇風機を設置した。暑いからクーラーを、というのは地球温暖化を助長する」とも記し、市の負担が約30億円に上ることも挙げている。
保護者らは「快適さのためでなく、騒音対策。授業に必要不可欠だから求めている」と訴える。署名は、約1カ月で法定数を超える約8400人に上ったという。(SANKEI EXPRESS)