造成工事が進む、陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備予定地。手前はヨナグニウマ=2015年1月16日、沖縄県八重山郡与那国町(共同)【拡大】
町選挙管理委員会によると、有権者は1284人で、うち永住外国人は5人、中学生以上の未成年者は97人だ。
住宅の壁に賛否の横断幕
「自衛隊基地誘致に断固反対」「自衛隊誘致は我々の悲願」。住宅の壁には賛否それぞれの横断幕がいくつも掲げられている。
「自衛隊員が来れば、税収で島の新たな財源が生み出される」。誘致派の町漁業協同組合の組合長、嵩西茂則(たけにし・しげのり)さん(52)は、人口減少に歯止めがかからない島の活性化に期待。住民投票自体に疑問を投げ掛ける。「工事が進んでいるのに、いまさら住民投票をしてどうするのか。この論争に明け暮れて疲れた」
反対派の自営業、山口京子(やまぐち・きょうこ)さん(56)は「基地があれば、戦争になると狙われる」と訴える。東京から移住して32年。気持ちがゆったりできる島だと感じている。「基地の島だと言われるのはたまらない」。住民投票で反対の民意を示し、配備阻止につながることに期待を込めた。
外間町長は、反対派が過半数となっても配備に反対しないと明言している。防衛省によると、沿岸監視部隊は約150人規模で、16年3月末までに配備する予定だ。(SANKEI EXPRESS)