【Campus新聞】
エジプトの次に向かったのはヨルダン。入国してまず感じたことは、親日家が多いということだ。帰国後に起きた「イスラム国」による日本人殺害事件でも、ヨルダン国民の親日ぶりが報道されていたが、現地で実際に、日本人への優しさに触れることができた。
日本人であるというだけで現地の人から優しくされるのは、これまでに日本人が中東で築き上げてきた信頼の証しであり、しっかり受け継いでいかなければならないと感じた。
砂に釜埋め蒸し焼き
ヨルダンでは、砂漠で一晩を過ごすツアーを体験した。向かったのは、中部に広がる「ワディラム砂漠」。砂漠の入り口までバスで行き、4WD車に乗り換えて荒野を進む。見渡す限り、砂の世界が広がる。
砂漠に住むベドウィンのもてなしが、このツアーの醍醐味(だいごみ)だ。ツアーの途中に設けられたテントでは、ベドウィンティーが振る舞われた。ポットに茶葉を入れて火にかけて煮出すので、濃くて苦い。これに砂糖をたっぷり入れて、ティータイムを楽しむ。