せっかくなら近隣の離島群、八重山諸島も訪ねたいと思うかもしれない。西表島に竹富島、小浜島、与那国島まで、それぞれ魅力は尽きない。とはいえ石垣島だけでも一度に全てを周遊できるはずはない。潔く「また来ればよい」という気持ちで日程を組み、日常生活を忘れてほうける時間を組み込もう。メーンは空と海と自然。相手は逃げないし、慌てる必要はない。何もしない日を存分に楽しむ。これが一番のぜいたくだ。
≪自分なりの「絶景ポイント」探して≫
僕は関西から石垣島に移住して数年になる。ダイビングが趣味で通っているうちにほれ込んでしまい、海のそばの絶景ポイントを探して土地を切り開き、家を建てた。いまはフリーで写真を撮りながら、カフェバーを経営している。大した宣伝もしていないのに、おかげさまで国内外から口コミでお客さんが来てくれるようになった。石垣島には、よそ者も温かく受け入れてくれる土壌がある。
そんな「半ばよそ者、半ば地元の人」である僕が、自分なりに石垣島の「ほうける」場所を考えてみた。ふさわしい絶景ポイントは3種類あると思う。