つやつやカルボナーラ
テーブルに運ばれてきたカルボナーラを見て、目を見張った。パスタに絡まる黄身は黄金色につやつや輝く。横に添えられるのはたっぷりのパルミジャーノレジャーノ。黄身が固まる直前の50~60度の低温で仕上げられているという。
フォークにくるくる絡ませて一口いただく。ねっとりとした濃厚な卵黄の甘味とピリッとした黒コショウ、塩漬け豚のパンチェッタが口の中で躍る。奇をてらわないシンプルさ故に、素材の善しあしがダイレクトに伝わる。今まで食べていたカルボナーラの概念を覆されるかのようだ。
パスタの上にチーズを直接振りかけるのではなく、横に添えているのは、味を変えて2通りの楽しみ方をしてほしいからだそう。森シェフの出身が愛知県ということもあって、ウナギの蒲焼きをお茶漬けなど3通りの食べ方ができる「ひつまぶし」の作法に則っているのだとか。