もっとも、すべての大会が順風満帆ではない。京都マラソンは12年の第1回大会で警備計画の見通しが甘く、約2億3000万円の赤字に。結局、京都市が追加支出して穴埋めした。東京マラソンなど人気大会には参加申し込みが殺到するが、地方では定員割れを起こして申込期限を延長する大会も出ているという。
笹川スポーツ財団が昨年実施した調査によると、日本のランニング人口は推計986万人。12年の1009万人から微減したが、依然高い水準にある。一方、都市型大会は各都道府県に出そろいつつあるのも事実で、スポンサー集めも難しくなってきている。
「ランナーズ」の春城信宰副編集長は「(大会の)選択肢が無限にあるなか、わかりやすい特色のある大会は人気がある。経済効果だけを目的にするのではなく、地元の参画意識を育てることも必要」と話している。
≪東京マラソンきょう号砲≫
3万6000人のランナーが都心を駆ける東京マラソン(産経新聞社など共催)が22日、9回目の号砲を迎える。21日には「フレンドシップラン」が、大会のフィニッシュ地点となる東京ビッグサイト(東京都江東区)周辺で開催された。またスタート地点となる都庁周辺で、有力選手らが最終調整を行った。