過去最大規模の企業買収に合意した日立製作所の中西宏明執行役会長兼CEO(最高経営責任者)=2015年2月24日午後、東京都千代田区(宮崎裕士撮影)【拡大】
≪官民一体で中国に競り勝つ≫
今回の買収話は、日立という一企業のみならず、日本企業全体にとっても大きな“成果”となった。
日立が、フィンメカニカの鉄道事業買収に踏み切ったのは、世界的に鉄道インフラの新設や更新需要が増加する中、受注機会を取りこぼさないためにも、規模拡大が不可欠との強い思いがあったからだ。
ビッグ3レベルに到達
世界で鉄道事業の「ビッグ3」と言われるのは、カナダのボンバルディアや独シーメンス、仏アルストムの3社。
いずれも鉄道事業で8000億円前後の売り上げ規模がある。対する日立の鉄道事業は2013年度で1682億円。しかし今回の買収で、一気に売り上げ規模を約4000億円程度まで倍増できると踏んでいる。中西宏明会長兼最高経営責任者(CEO)は24日の記者会見で「今回の買収でビッグ3に遜色ないレベルに到達した」と強調した。