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電池残量で居場所「93%特定」 アンドロイドの無防備さ利用…開発者警告 (3/4ページ)

2015.2.25 10:26

海辺でスマートフォンを使う少女。僻地にいてもそのバッテリーの電力消費量からリアルタイムで居場所が特定される技術が開発され、波紋が広がっている=2014年11月27日、インドネシア・マルク州アルー諸島ドボ(AP)

海辺でスマートフォンを使う少女。僻地にいてもそのバッテリーの電力消費量からリアルタイムで居場所が特定される技術が開発され、波紋が広がっている=2014年11月27日、インドネシア・マルク州アルー諸島ドボ(AP)【拡大】

  • SANKEI_EXPRESS__2015(平成26)年2月25日付EX(1面)

 研究チームによると、アンドロイドの“欠陥”ともいえる無防備さが、位置特定を可能にしたという。

 チームの一人であるスタンフォード大のヤン・ミカレフスキー氏は「グーグルは、アンドロイド対応アプリのほぼすべての供給者に対し、利用者の同意なしにバッテリーの使用状況データを入手することを許可している」と指摘する。

 研究チームは、人気ゲーム「アングリー・バード」など計179種類のアプリについて、その供給者が実際にバッテリーの消費量データを入手していることを確認したとしている。

 パワースパイも、他のアプリ供給者と同じように、消費量データを入手。音楽や動画の再生、ゲームなどのアプリの使用による消費電力を「ノイズ」として除外し基地局からの電波受信のための消費電力を算出し位置関係を割り出しているのだ。

「もはやバッテリーを抜き取る以外、防御策がない」

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