海辺でスマートフォンを使う少女。僻地にいてもそのバッテリーの電力消費量からリアルタイムで居場所が特定される技術が開発され、波紋が広がっている=2014年11月27日、インドネシア・マルク州アルー諸島ドボ(AP)【拡大】
「バッテリー抜くしかない」
ミカレフスキー氏は「わずか数分のバッテリーの消費量を基に、スマホの位置を特定し追跡できる」とし、悪意のハッカーや情報機関がこの技術を特定個人の監視などに利用する危険性を指摘した。今回、パワースパイを公開したのは、社会への注意喚起と同時にグーグルに改善を促すのが狙い。
スマホは個人情報収集の格好のターゲットとなっており、危険がいっぱい。このニュースを伝えた英BBC放送は、こんなサイバーセキュリティー専門家の嘆きを伝えた。
「もはやバッテリーを抜き取る以外、防御策がない」