役作りで三浦はモデルとなった長岡に会い、どんな人物なのかを皮膚感覚で残そうとした。「人を集めようとしたわけではないのに、なぜか人が自分のもとへ集まってくる。長岡さんが発する雰囲気からそれは分かりました」。また、長岡との話から、夢をかなえるには、もちろん夢が独り善がりなものであってはならないし、同志が必要なのだとも痛切に感じた。
同志と聞いて頭に浮かぶのは、学生時代の友達だという。「友達がやりたいことを頑張っているのをみると、自然と『自分も頑張ろう』という気持ちになり、やる気がわいてくるんです。変な奴がいればいたで、彼の生き方は面白いと思うし、勉強にもなる。僕は役者をやっているので『こういうときはこういう展開になるんだ』と参考になるんですよ」
生き方に従った結果
作中にはそれぞれ悩みを抱えたハイティーンの若者が登場するが、三浦自身はその時期にどんなことを考えていたのだろう。「何も考えていなかった気がします。『体育の先生になりたい』と思って体育大学に行きましたが、それ以外は特にありません」。そのときに一番面白いことに飛びつくという生き方に従った結果、俳優という職業にたどりついたというのが実感だ。