今回和菓子職人デビューを果たした「彩雲堂」の山口周平さん(右端)。仲間のサポートと声援を受け、ごんち餅を作り上げると拍手がわき起こった=2015年2月25日、神奈川県横浜市西区の横浜高島屋(田中幸美撮影)【拡大】
新宿でのイベントは、想像以上の大好評だった。通常なら店舗ごとに物販も実演も完結するのが当たり前なのに、8人が店の垣根を越えて入り乱れてなんでも作り、なんでも売った。「引網(ひきあみ)香月堂」(富山県高岡市)の引網康博さん(40)は「とても刺激を受けた。終わったあとは寂しくて喪失感があった」。須永さんも「濃い時間を共有したみんなは僕にとって仲間であり家族であり宝。宝を大切にして前に進もうと思う」としみじみと話した。
畑さんによると、3、4年前から和菓子業界では60~70代となった先代の父からバトンタッチする世代交代が全国的に起きているという。しかも「作れる若主人がたくさん出てきて、面白い人がいるのでなにか打ち出したいと思った」とワカタク結成の動機を明かす。