しかし、言葉を変えるだけでは意味がないと倉本さんは語る。「社会的なポジションが変わらない限り、言葉を変えても本質的な解決にはならない」と、文字の表記以前に理解を深めていく必要があると訴える。
生活のさまざまな場面で機械が導入され、障害者のできることは格段に増えている。しかし、一般の人たちは「できない」と思っていることのほうが多い。
また、日本ではドラマや映画で障害者を主人公にした感動物語が多い。感動物語で描かれる「障害者」は奮闘している姿がほとんどだが、実際はそのような人たちばかりではない。ドラマの主人公のような特別な存在としてではなく、もっと自然な形で障害者がテレビに出てきても良いのではないかと、倉本さんは言う。
インターネットの普及で、情報は正誤を問わずあっという間に人々に拡散する。倉本さんは「相手について分かっていないことが山ほどあると理解してほしい」と呼びかけた。(今週のリポーター:関西大学 有志学生記者/SANKEI EXPRESS)