約8年ぶりの北朝鮮訪問を終えて帰国した朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長=2014年10月7日、東京都大田区・羽田空港(共同)【拡大】
また、拉致被害者の家族会と支援組織「救う会」が1日、都内で合同会議を開き、3月末を北朝鮮からの最初の報告期限に設定するよう求めるなど、政府への圧力は強まっている。
結局、日朝交渉で北朝鮮が求めていた総連本部の継続使用は実現した。逆に、拉致問題は進展が見通せないままだ。その上、北朝鮮は2日、日本海に向けて短距離弾道ミサイルを発射した。
これでは、政府は北朝鮮に翻弄されている印象が際立つだけだ。(比護義則/SANKEI EXPRESS)