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モンゴル 水面下で日朝交渉仲介 (1/4ページ)

2014.9.22 15:45

7月に来日し、首脳会談を前に安倍晋三(しんぞう)首相(右)と握手を交わすモンゴルのツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領=2014年7月22日、首相官邸(酒巻俊介撮影)

7月に来日し、首脳会談を前に安倍晋三(しんぞう)首相(右)と握手を交わすモンゴルのツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領=2014年7月22日、首相官邸(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • モンゴル・首都ウランバートル

 【安倍政権考】

 拉致問題解決を目指す安倍晋三首相(59)の求めに応じ、モンゴルが日朝交渉の仲介役として存在感を発揮している。ソドブジャムツ・フレルバータル駐日モンゴル大使が産経新聞の取材に応じ、北朝鮮の特別調査委員会の再調査報告が明らかになれば、被害者とその家族の面会場所をモンゴル国内で提供する考えを表明した。日本政府はモンゴルから得られる情報も参考に日朝交渉を粘り強く進める構えだ。

 安倍首相は今年7月、来日したツァヒアギーン・エルベグドルジ大統領(51)と会談した際、「拉致問題解決に向け協力してほしい」と要請。大統領は「協力する」と応じていた。

 フレルバータル氏は、モンゴルが日本、北朝鮮両国と良好な関係にあることを強調。その上で「日本の言うことを北朝鮮に伝達し、北朝鮮の反応は日本に伝達する。われわれの努力だ」と述べ、水面下で日朝双方の外交当局者と接触していることを明らかにした。

駐日モンゴル大使「今後も日本からリクエストがあれば、もちろん努力する」

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