玉三郎さんとDAZZLEは、玉三郎さんが2012年から芸術監督を務める太鼓芸能集団「鼓童(こどう)」を通じて一昨年夏、出合った。DAZZLEの演技を初めて見て「理由なく感動した」と玉三郎さん。独自の音楽や舞台装置を駆使してこれまで作品を作ってきたDAZZLEが「既存のクラシックの音楽で体一つで純粋に踊ったらどんなニュアンスが出るのだろうか」と、未経験のダンスの演出を申し出たという。
1年前から練習に取りかかった。玉三郎さんは、足しげく稽古場に通い、演出だけでなく振り付けの細かいニュアンスなども指導した。DAZZLEのリーダーで振り付けも担当する長谷川達也さん(39)は、「ダンスを知っている方はもちろん、ダンスを知らない方もこんな美しい作品があるんだというのをぜひ感じていただけたら」と話す。
≪「誰に対して踊るのか」名曲で進化≫
バラーレとはイタリア語で「踊る」という意味。今回の公演はクラシックの名曲3曲で構成され、1曲あたり約20~30分と長い。