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【東日本大震災4年】「あの時」の記憶 資料とともに 被災物品を保存 美術館で展示も (1/2ページ)

2015.3.11 12:10

積み木のようなカラフルさが印象的な大津波資料館「潮目」。震災がれきを寄せ集めて作られ、電気も引かれていない=2015年2月21日、岩手県大船渡市越喜来地区(三尾郁恵撮影)

積み木のようなカラフルさが印象的な大津波資料館「潮目」。震災がれきを寄せ集めて作られ、電気も引かれていない=2015年2月21日、岩手県大船渡市越喜来地区(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 大津波資料館「潮目」に展示されている時計は津波に襲われた時刻で止まっていた=2015年2月8日、岩手県大船渡市越喜来地区(三尾郁恵撮影)
  • 福島県立博物館に保管されている津波に壊された道路標識など=2015年2月6日、福島県会津若松市(三尾郁恵撮影)
  • 宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館では美術作品と並行して、震災の写真や被災物の常設展示を行っている。震災を「地域の重要な歴史、文化的記憶」として後世に残すのが目的だ=2015年2月7日(三尾郁恵撮影)
  • 宮城県本吉郡南三陸町の商店街に保存されている郵便ポスト。津波で流され沖縄県の西表島で発見された=2015年2月9日、宮城県本吉郡南三陸町(三尾郁恵撮影)

 東日本大震災の被災地では、記憶の風化を防ごうと震災の関連資料を保存する活動が進む。4年前、大きな揺れや津波に襲われた姿を残す品々は、未曽有の天災の恐怖や被害の大きさを静かに物語っている。

 震災前は繁華街だった岩手県大船渡市越喜来(おきらい)地区の一角。がれきでできた風変わりな建物がたたずむ。大津波資料館「潮目」。地元で土木業を営む片山和一良(わいちりょう)さん(63)が2年半前、個人的に作った。電気もない質素な館内には、当時の写真や津波到達時刻で止まった時計などが置かれている。

 土地は大船渡市から無償で借りているが、復興計画によっては取り壊しの可能性も。片山さんは「震災を伝える場は必要…」と先行きを気にする。

「ふくしま震災遺産保全プロジェクト」が始動

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