宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館。高台にあって津波被害は免れたが、スタッフの中には親戚(しんせき)や友人を亡くしたり自宅を流された人もいる。そんな中、被害状況の撮影や被災物品の収集を続け、約2年かけて常設展示を作った。家や船の一部、泥の詰まった家電品、ぬいぐるみや卒業証書などを展示している。
一方、福島県では県立博物館を中心に保存活動が行われている。当初は東京電力福島第1原発事故の影響で沿岸部の活動が制限されていたが、今年度から「ふくしま震災遺産保全プロジェクト」が始動。津波でひしゃげた車や交通標識、印刷したものの配達できずに販売店に残った震災や原発事故を知らせる新聞の束などが集まっている。(写真報道局 三尾郁恵/SANKEI EXPRESS)