実業家としても注目を集める米女優のジェシカ・アルバさん=2014年8月9日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(AP)【拡大】
彼女は今、米国で最も注目されている女性といっても過言ではない。2011年設立の「オネスト・カンパニー」は、有害化学物質を排除し、植物成分中心の原材料を使ったおむつやシャンプー、日焼け止め、食器洗剤などをネット中心に販売。健康志向の高まりと、お手頃な価格設定が受けて脚光を浴びた。12年には米経済誌フォーチュンが彼女を「最も影響力のある企業家10人」に選び、13年の売上高5000万ドル(約60億7000万円)が昨年には3倍に拡大した。
最初はバカにされ…
カリフォルニア州出身のアルバさんは、人気SF映画「ファンタスティック・フォー」のシリーズ(05、07年)でスターとなったが、“セクシー系”の扱いで役者としては低評価だった。08年に「ファンタスティック-」の撮影で知り合った撮影技師、キャッシュ・ウォーレンさん(36)と結婚。現在、2人の娘(6歳と3歳)がいるが、長女の妊娠中にアレルギーに悩まされたことが起業のきっかけとなった。
女優という「金看板」も事業開始には何の助けにもならなかった。「女優がベビー用品の会社を始めるっていうのか?」とバカにされ、「投資家の支援を得るまでに2年かかった」という。