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日本発のストレートプレーに 舞台「趣味の部屋」 中井貴一さんインタビュー (2/4ページ)

2015.3.16 18:00

「自分が見たい芝居を、一緒に面白がってくれる人たちと作りたい」と話す、俳優の中井貴一さん=2015年2月26日、東京都新宿区(寺河内美奈撮影)

「自分が見たい芝居を、一緒に面白がってくれる人たちと作りたい」と話す、俳優の中井貴一さん=2015年2月26日、東京都新宿区(寺河内美奈撮影)【拡大】

 自分の見たいものを

 制作は中井が「自分が見たい芝居を、一緒に面白がってくれる人たちと作りたい」と、旧知の古沢に「日本発の良質のミステリーを作りたい」と持ちかけたことがきっかけ。古沢はドラマ「リーガルハイ」など伏線を張る作品が得意で展開は「どんでん返し」続き。ガンダムほか、関心のない人には全く価値のない趣味を必死で守ろうとする男たちの姿は笑いも誘い、意外なラストまで一気に駆け抜ける。

 上演時間は休憩なしで1時間50分と、前回より15分ほど短くなった。再演にあたり、無駄な動きをそぎ落とした結果という。中井は「カーテンコールを入れて2時間という長さにこだわった」と話す。

 「舞台の多くは休憩を入れて3時間半前後と、見るのは半日か1日がかり。2時間なら会社帰りに気軽に『行ってみようか』と思える。潜在的に芝居の好きな人たちに『演劇って面白い』と思えるきっかけを作り、演劇ファンの裾野を広げたい」

「3割理論」念頭に

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