パリ・ファッション・ウイークのショーで最新モードを身にまとい歩くモデルたち=2015年3月9日、フランス・首都パリ(AP)【拡大】
フランスでも同様の法案の成立を目指したが、ファッション業界の反対で断念した経緯がある。このため、ベラン議員は、「フランスでは10代を中心に3万~4万人の女性が拒食症に苦しんでいる」と指摘。「商業活動のために栄養失調になり、自らの健康を危険にさらす人々を見るのは耐えられない」と、法案成立の必要性を訴えた。
AFP通信によると、政府のマリソル・トゥーレーヌ厚生・女性権利大臣も、仏テレビで「モデルたちはよく食べ、健康を気遣うべきだ。モデルたちを美しさの手本とする女性たちへの重要なメッセージになる」と話し、法案支持を表明した。
ファッション業界猛反発
しかし、ファッション業界は相変わらず猛反発している。AFPによると、全仏モデル事業者組合は、フランスのモデル業界は競争力を失うとし、法案に反対する声明を発表。パリのモデルエージェントのトップも、「拒食症によって痩せすぎる女性もいるが、毎日たくさん食べても痩せたままの人もいる。物事をごっちゃにすべきではない」と不満を語った。
日本や米国では、健康的な「ポッチャリ系モデル」が人気を呼んでいるのだが…。(SANKEI EXPRESS)