メーンの「丹波鹿のロティマルシャンドヴァンルージュソース」はプラス1000円で選べる。鹿などのジビエは冬だけのものと思われているが、丹波の鹿は臭みがなくあっさりしているのが特徴で年間を通して提供されている。赤ワインとフォンドヴォーをじっくりと煮詰めた濃厚なソースが柔らかな鹿肉の味を引き立たせる=2015年3月10日、京都市下京区(志儀駒貴撮影)【拡大】
「店のインテリアは主人がコーディネートしました。街中でお店をやるよりも、わざわざその店に出かけたくなるようなちょっと不便、でも広々としたところを探し、ここで店をオープンしたんです」と女性オーナーシェフの竹村瑞穂さん。
そのお店選びは5年間、フランスで修業した経験が生かされている。フランスは都心のお店のみならず、郊外に店を構える星つきレストランも多い。わざわざ出かけたくなるようなロケーションも味の一つと思えてくる。
繊細な盛りつけ、味わいの妙
さて、レトロムード漂う雰囲気の中で頂けるこだわりの料理は、ランチ、ディナーともコースのみを提供する。その一皿一皿は、女性らしい繊細な盛りつけが輝き、お皿の中にアート作品を見ている気持ちになる。
例えば前菜の「サーモンマリネとサラダのフィユテ」は、サクサクのパイの上にベビーリーフなどのグリーンサラダを囲むようにサーモンのマリネがぐるりと巻き付けられている。
そっとナイフを入れてみるとパイがさくっときれる。山羊のチーズにさっぱりとしたサラダ、脂ののったサーモンとの妙が舌を楽しませてくれる。