中国側はウォール紙に対し、世銀などとの共同出資事業を検討する可能性があることを示唆し、AIIBがオープンな国際金融機関となることをアピールしている。中国はこれまでも米国や日本などに対して、AIIBへの参加を呼びかけていた。
一方、オバマ政権はAIIBが抱える問題点を踏まえ、各先進国に参加を思いとどまるよう呼びかけていたとされる。しかし、今月に入って英仏独伊が相次いで参加を表明。韓国や豪州でも参加の是非が検討されている。オバマ政権にとっては同盟国に相次いで背中を向けられたかたちで、共同事業によってAIIB外部から影響力を及ぼす方法を模索しているもようだ。(ワシントン 小雲規生/SANKEI EXPRESS)
≪日本は慎重姿勢 「条件満たされず」≫
米紙が報じたAIIBに対する米国の共同出資提案は、AIIBの融資に厳しい基準を求めたものともいえ、中国側の運営方針に懸念を示す日本の立場と歩調を合わせた格好だ。