しかし、そんなことは知らなかったというダードゥナさんのところに、『ビラル・ハレド』と名乗る男が電話をかけてきた。男は「われわれは7つのドアに作品を描いた。あなたのドア以外の6つのドアはそれぞれ500シェケルで買い取った」と告げ、ドアの売却を求めた。
ダードゥナさんは一度は断ったが、金に困っていたこともあり、700シェケルで手を打った。男は自らやってきてドアを外して持ち去ったという。
その後、地元住民からバンクシーの作品だと教えられたダードゥナさんはとても落ち込み、ロイター通信に「バンクシーが誰かも、作品の価値も何も知らなかった。だまされた。これは詐欺だ。ドアはわが家のもので返却されるべきだ」と訴えた。さらにAFP通信には、「作品を展示して、世界中に私たちの苦しみを知ってもらいたい」と語り、金銭目的ではないと主張した。