大分県知事選が告示され、候補者の演説に耳を傾ける有権者=2015年3月26日、大分県大分市(共同)【拡大】
統一地方選の北海道、神奈川、福井、三重、奈良、鳥取、島根、徳島、福岡、大分の10道県知事選と、札幌、相模原、静岡、浜松、広島の5政令市長選が12日、投開票される。このほかに41道府県議選と17政令市議選が投開票され、来年の参院選、次期衆院選も見据えた戦いの行方を占う一日となりそうだ。
知事選のうち明確な与野党対決の構図となったのは北海道と大分県知事選だ。
北海道知事選は4選を目指す現職、高橋はるみ氏(61)に元民放アナウンサーの新人、佐藤のりゆき氏(65)の無所属2人の争い。高橋氏は自民党と公明党が道連レベルで推薦。佐藤氏は民主党道連が支持するほか、維新の党道総支部、共産党、社民党、道内で影響力を持つ政治団体「新党大地」が支援を表明しており、与野党の一騎打ち。
北海道には北海道電力泊(とまり)原発(泊村)があり、再稼働の是非が争点のひとつ。高橋氏は「原発に依存しない北海道を目指す」と述べ、再生可能エネルギーの割合を高めるとしたが、泊原発の再稼働の是非には言及していない。