米女優、ニコール・キッドマン【拡大】
米ハリウッドを代表するオスカー女優のニコール・キッドマンさん(47)が、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを拠点とするエティハド航空の“顔”としてCMに出演したことで、女性客室乗務員を敵に回すことになってしまった。
エティハドなど中東の航空会社3社をめぐり、米紙が昨年12月に「妊娠した乗務員を退職させている」などと女性に対する差別待遇を報じていたためだ。
キッドマンさんが女性の社会進出を支援する「国連ウィメン」の親善大使を務めていることもあり、米国の客室乗務員組合は、“女性の敵”の広告塔を降板するよう求める抗議の書簡を送った。
国連ウィメン親善大使
英紙デーリー・メールや米芸能誌ハリウッド・リポーター(いずれも電子版)などによると、キッドマンさんにかみ付いたのは、全米の客室乗務員約2万5000人で組織する「プロフェッショナル客室乗務員組合(APFA)」のトップ、ローラ・グラディング氏。