米ニューヨーク州の地裁がフェイスブックのメッセージ機能を使った離婚書類の送付を許可。今後は行方をくらませても離婚手続きから逃げ切れない!?=2015年3月13日(ロイター)【拡大】
夫は11年以降、住所不定になり、定職も無くなった。妻は離婚を決意したが、夫とは電話とFBでしか連絡できない上、夫に離婚の意思はなく、離婚に向けた協議を進めるのは極めて困難な状況だった。
そこで妻の弁護士は2人の唯一のつながりであるFBのメッセージ機能に着目。3月下旬、ニューヨーク州の地裁に対し、これを使って離婚に必要な書類や、裁判所に出頭を求める判事命令を送ることを認めるよう求める申し立てを行った。
交流サイトは「伝達手段」
地裁は「(夫には)郵便物を送ったり、料金前払い式携帯電話の料金を請求する住所がなく、米陸運局にも(連絡先につながる)記録がない」として、妻側の訴えを認めた。この決定を受け、既に夫に裁判所への出頭を命じる判事命令を送付。今後、夫にはFBを介し、毎週1回、計3週間にわたり、妻側から離婚のための書類などが送付される。
FBによる離婚関係書類の送付を許可した地裁のマシュー・クーパー判事はFBのような交流サイトは裁判所への召喚状などを送付可能な場であるとの認識を示した上で「多くの人が利用している交流サイトを伝達手段として認めるべきだ」と言い切った。妻側の弁護士であるアンドリュー・スピンネル氏もCNNなどに「これが新しい法律(の解釈)であり、必要なことだ」と語った。