誰もがわかる青春ストーリーを、J-POPナンバーにのせて、全編ダンスで表現するダンスエンターテインメント集団「梅棒(うめぼう)」の舞台はサッカーと恋愛がテーマだ=2015年3月28日、タイ・首都バンコクのMシアター(田中幸美撮影)【拡大】
梅棒で演出と振り付けを担当する伊藤今人(いまじん)さん(32)は、当初1曲くらいタイポップで踊りたいと考えたが、うまくはまらなくてクオリティーが下がるのを懸念して全編J-POPでまとめたという。「サッカーと恋愛ならどこに行っても理解してもらえる。漫画とアニメのように笑って楽しめる世界をダンスだけで表現した」と話した。
また、ナインティーズが、三味線の音楽をバックに扇子を振り回して踊るシーンではひときわ大きな拍手が送られていた。
≪伝わるパッション ダンサーも興奮≫
ダンス・ダンス・アジアのプロジェクトはバンコクをはじめ4都市で計9公演を行い、約4500人の観客を集めたほか、公演と同時に行われたワークショップも大盛況で計8回に1240人が参加。日本人ダンサーとの交流を楽しんだ。
東京ゲゲゲイの踊りのスタイルを手ほどきするワークショップには50人以上が集まった。会場からあふれそうな人で、終始熱気に包まれた。若い男性と子供の参加者の姿も目立った。