誰もがわかる青春ストーリーを、J-POPナンバーにのせて、全編ダンスで表現するダンスエンターテインメント集団「梅棒(うめぼう)」の舞台はサッカーと恋愛がテーマだ=2015年3月28日、タイ・首都バンコクのMシアター(田中幸美撮影)【拡大】
さらにアジアの人たちは、面白いと感じるとストレートに反応して「わあっ」と盛り上がり、自分が楽しむために来るという舞台本来の見方をしている印象が強かったという。こうしたストレートで熱気のこもった反応はダンサーたちにも伝わり、相乗効果をもたらしたことはいうまでもない。
プロデューサーを務めるパルコの中西幸子さんは「今回の公演で生まれた出会いを来年からのプロジェクトでさらに生かしたい。われわれからの提案で始まったが、現地からの提案が活発になればいい」と話していた。
10月には東京都世田谷区の世田谷パブリックシアターで凱旋(がいせん)公演を開くほか、今年8月のインドネシア・ジャカルタを皮切りに来年1~3月にプロジェクト第2弾を開催する予定だ。(田中幸美(さちみ)、写真も/SAN KEI EXPRESS)