【和のスタイル】
そのタオルの風合いを、「ふわふわ」という言葉だけで表現するのはもの足りなくて、いろいろ考えてみた末、「ふんわりサクサク」といった響きが一番しっくりきました。タオルは食べ物ではありませんが、すてきなお蕎麦(そば)屋さんの天ぷらの衣のような感じなのです。そのタオルは、愛媛県の今治タオルと呼ばれるもので、佐藤可士和氏がデザインしたロゴのタグがついています。赤と青と白を使ったロゴは配色がトリコロールカラーですのでフランスっぽさもありますが、日の丸の赤と白を反転したようなところなどが一目で日本の製品だと分かるデザインになっています。そのモチーフには、今治の恵まれた美しい自然の「太陽」「海」「空」「水」が用いられ、「先進的・日本×品質感」「伝統×タオル・可能性」を表現しているそうです。
数年ほど前から、今治タオルをいろんな方からいただくようになりました。そのたびに、いいタオルだなあと感激し、でも自分のために購入することはありませんでした。タオルに関しては、外国の高級ホテルで使われているような厚地のものが好みで、コンランショップのものを愛用していました。乾燥機で乾かすと柔らかくなりますが、乾燥機が壊れて天日干しにするようになると、ホテル仕様のタオルはカチカチになります。同じようなタオルを愛用していた友人は「縄で顔を拭いているようだ」と言っていました。