開催のきっかけになったのは、昨年12月に産経新聞朝刊に掲載された写真企画「戦後70年~記憶の風景」を平和会館管理係の桑代睦雄さん(54)が目にしたことだった。
「特攻機が突入した戦艦と分かっていても、多くの人が詳しい歴史を知らないのでは…」。記事を読んだ桑代さんが疑問を感じ、産経新聞社を通じてミズーリ記念館に連絡を取り、「後世に事実を正しく伝える必要がある」と一致。桑代さんが今年3月、記念館に赴いた。
そこで新たな事実も知った。45年4月11日、鹿児島県の喜界島沖でミズーリ右舷後方に突入し戦死した日本兵は、水葬の際に手作りの日の丸で覆われていたことや、記録写真が残っていたことなどだ。
「双方が憎み合っていないことが分かり、一緒に事実を伝える催しを開きたいと思った」と、桑代さんは振り返る。