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中国の女性活動家拘束1カ月 広がる波紋 (2/4ページ)

2015.4.14 11:15

4月11日、香港で、中国当局に拘束された5人の女性人権活動家の釈放を訴える支持者ら=2015年、中国(ロイター)

4月11日、香港で、中国当局に拘束された5人の女性人権活動家の釈放を訴える支持者ら=2015年、中国(ロイター)【拡大】

  • 中国当局に拘束された女性活動家5人。(左から)李●●(=女へんに亭、女へんに亭)、韋●●(=女へんに亭)、王曼、鄭楚然、武●●(=山へんに榮、山へんに榮)の各氏(ロイター)

 さらにニューヨーク・タイムズ(電子版)は4月5日、報道規制にもかかわらず事件が中国内で知れ渡り、活動家の釈放運動が起きているとして、「釈放を求め、1100人以上が署名という危険な手段に出た」と報じた。

 これに次期米大統領の有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官(67)が反応し、7日、自身のツイッターで「中国は女性活動家の拘束をやめるべきだ。許し難いことだ」と中国当局の対応を批判した。クリントン氏は1995年9月、北京で開かれた第4回世界女性会議で、「人権とは女性の権利であり、女性の権利とは人権である」と演説している。

 10日にはジョン・ケリー米国務長官(71)が声明で、「中国政府は彼女たちを黙らせるのではなく、むしろ支持すべきではないのか」と訴え、5人の無条件での即時解放を求めた。

 矛盾に満ちた当局の主張

 5人が拘束された直後の3月8日、中国共産党機関紙人民日報(電子版)は、中国で女性の権利が向上していると指摘し、「男女平等の価値観をさらに押し広めるため、なお不断の努力をしなければならない」と呼びかける評論員論文を掲載。翌9日には、世界女性会議の開催20周年を記念し、米ニューヨークで今年9月、中国政府が世界女性サミットを国連と共催すると発表した。

5人の拘束期間 1カ月超える

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