確かに、まぜこぜに集うと煩わしいことも、想定外なことも起こる。けれども一方で気づくこともたくさんある。自分や他者のできることできないことを知り、足りないところを自然に補い合うようになる。理解や知識はなくても、まずは一緒にいるだけでいいのだ。もちろん、まぜこぜは強制するものではないし、まぜこぜが苦手な人も排除しない。誰もが自然につながるチカラを持っているんだなと、今回のイベントで実感した。
たくさんのパワーをもらい消費したイベントだったが、実はまだまだ続いている。伊藤忠青山アートスクエアでは4月24日まで『“Warm Blue”MAZEKOZE Art』展を開催中だ。自閉症、知的障がい、精神障がい、身体障がい、なにも障がいのない人。あらゆる特性のあるプロのアーティストに、思い思いのブルーを描いてもらった。ここでもきっと、まぜこぜのパワーを感じてもらえるはず。気軽に足を運んでほしい。(一般社団法人「Get in touch」代表 東ちづる/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■Get in touch “Warm Blue” MAZEKOZE Art 4月24日まで。伊藤忠青山アートスクエア(東京都港区北青山2の3の1 シーアイプラザB1F)。午前11時~午後7時、入場無料。