投資グループに株式の大半を売却したことを説明するシルク・ドゥ・ソレイユの創業者で大株主のギィー・ラリベルテ氏。中国進出によって、シルクを復活させるための売却だと理解を求めた=2015年4月20日、カナダ・ケベック州モントリオール(AP)【拡大】
不調続く海外巡回公演
1984年の設立以来、世界48カ国330都市で計1億6000万人を動員したシルクだが、リーマン・ショック以降の景気低迷とショーのマンネリ化で業績が悪化。2012年には初の赤字に転落した。
全世界で5000人いたスタッフを2割削減して4000人体制にしたところ黒字に戻ったが、もうけの5割は米ラスベガスでの8つの常設ショーで、海外の巡回公演の収益は改善できないまま。
10年以降、新作のショーは失敗が続いている。そこでショーの内容刷新と共に、独自でブロードウェー・ミュージカルを製作するため、昨年、演劇部門を設立した。
「クリエーティブな挑戦」
こうした一連の大改革の柱が、中国への本格進出となる。だが、その先行きは楽観できない。