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研究用チンパンジーに「人身保護令状」 NY州最高裁、人間以外に初 (2/4ページ)

2015.4.23 07:00

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)【拡大】

 訴えを起こしたのは、2007年にフロリダ州で設立された非営利団体「人間を除く動物の権利プロジェクト(NhRP)」で、約250匹のチンパンジーが生息するフロリダ州南部フォートピアスの自然保護区に2匹を解放するよう求めている。

 NhRPは2013年12月に、2匹について、「投獄に対する苦悩」といった極めて複雑な感情の認知能力を有しており、「人間」として認められる資格があるとして、大学があるサフォーク郡最高裁に解放を求めて提訴したが、翌年1月に却下された。

 今回、ニューヨーク・マンハッタンにある州最高裁に今月20日、改めて提訴したところ、バーバラ・ジャフィ判事がその日の夜に、人身保護令状を出した。令状は刑務所などで「不当に自由が奪われている者」を救済するための措置で、人間以外の動物に「人権」を認める米国初の司法判断と受け止める声もある。

「長い長い戦いの始まりだ」と気を引き締めながらも…

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