オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)【拡大】
これに対し、アルゼンチンの裁判所は同じ昨年12月に、首都ブエノスアイレスの動物園で暮らす雌のスマトラオランウータンのサンドラについて、「人権」を認め、ブラジルの動物保護区に解放するよう命じる判決を下している。
5月6日の審理で原告の訴えを退けるには、被告側が「飼育の合法性」を立証する必要がある。米国でも知能の高い動物の「人権」を認める流れが定着するのか。(SANKEI EXPRESS)