サイトマップ RSS

研究用チンパンジーに「人身保護令状」 NY州最高裁、人間以外に初 (3/4ページ)

2015.4.23 07:00

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)

オランダ中部アーネムの動物園で、木の枝で無人機をたたき落とすチンパンジーを、無人機に搭載されたカメラが捉えた映像。チンパンジーが高い知能を持つ証しとして大きな注目を集めた=2015年4月10日(AP)【拡大】

 NhRP側のスティーブン・ワイズ弁護士は英紙ガーディアン(電子版)に、「長い長い戦いの始まりだ」と気を引き締めながらも、「いつか認められるとは思っていたが、素晴らしいことだ」と喜んだ。一方、保護令状を出した判事の広報担当であるデビッド・ブックスタバー氏はニューヨーク・デーリー・ニューズ紙に「チンパンジーが人であるとは言っていない」と説明。大学側はメディアにコメントを拒否している。

 ことごとく却下

 米国では、これまで動物の「人権」を認めるよう求める訴訟はことごとく却下されてきた。NhRPがニューヨーク州の動物園で飼われているチンパンジーのトミーについて「人権」の適用と解放を求めた訴訟では、ニューヨーク州高裁が昨年12月に訴えを却下した。人間と違い「人権」を得ることによって果たすべき「法的義務や社会的責任を果たせない」というのが理由で、NhRPは最高裁に上告している。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ