世界に顔が売れてしまった北野監督の場合、さらに心がけていることがある。それは飲食店では目立つところで酒を飲まず、なるべく個室を取ってもらうというものだった。
「普通に静かに飲んでいるのにヤクザは因縁をつけてくるからね。結局はそういう場所に行かないのがいい。店のマスターをよく知っていて、お客さんも顔なじみだったり、よほどガードが徹底されていたり、そういう店ならばいいけれど…。今はフリーで知らない店に飲みに行ったら、何をされるか分からないよ。後は外出を控えることかな。外に出られない寂しさもあるけどね。仕事が仕事だからさ…。一般の人々に『あ、たけしが来た!』と言ってもらえるうちが華だから、『誰だ、こいつ?』と言われるよりはいいんだけれど。芸能界で生きていくには必ずリスクを背負わないとね」