森下さんは「夕方、道ですれ違えば『ただいま』と柔和な表情で挨拶してくれた。遺体が発見されたというが間違いであってほしい」と声を絞り出した。
住民によると、野口さんの家族は仲がよく、近隣の主婦(49)は「笑い声が外にまで漏れるほど楽しそうだった。こんなことになるなんて」と声を詰まらせた。
野口さんとみられる女性の遺体が見つかった千葉県芝山町の現場は、成田空港からフェンスなどを隔てて畑や林が広がる一帯で、かつての成田空港建設反対闘争の舞台となった場所だった。県警の捜査員や報道陣が集まって物々しい雰囲気に包まれ、住民らは「なぜこんなのどかな所で」と驚いていた。
住民らによると、昼間は航空機や貨物を運ぶ大型トラックが行き交う音が響くが、夜は静かで人通りは少なく、街灯がほとんどないため真っ暗になるという。近くに住む自営業の男性は「人目につかないところなら、この辺にはもっといっぱいある。空港警備で警察官もたくさんいるし、検問もしている」と話し、「この先で検問していることを知って、怖くなって捨てたのかも」と推測した。(SANKEI EXPRESS)