上村遼太(うえむら・りょうた)さん(13)が遺体で見つかった事件から1週間となる27日、捜査本部が置かれる川崎市川崎区の神奈川県警川崎署。午前8時45分ごろ、1台のタクシーが到着した。茶髪にピアス、マスク姿でうつむきながら、弁護士の男性とともにタクシーを降り、署に入っていったのが殺人容疑で逮捕された少年グループリーダー格の少年(18)だった。
「何も言いたくありません」。少年は供述を拒み、ともに逮捕された17歳の2少年も「近くにいただけ」「殺した覚えもない」と容疑を否認しているという。
リーダー格の少年は、不登校の生徒ら10人前後でグループを構成。「暴力で年下の少年を支配していた」(地元少年)という。
地元では、中学時代から同級生らに度々暴力を振るうなど、素行の悪さで有名だった。知人らによると、酒を飲んでいる姿も目撃されており、「酔うと暴力がエスカレートし、何をするか分からない奴」と知人らは口をそろえる。
棒やエアガンを常に持ち歩いていたといい、「集団の中に入り込んで、突然振り回すこともあった」(知人)。地元では、関わりを避ける生徒らが多かった。「強い者に逆らわず、弱い者しか相手にしなかった」(知人)とも言われる。