今年に入り、学校に行かなくなった。その理由について「(グループから)行くなと脅されている。学校に行きたい」と友人に話していた。グループからの不登校の「命令」。少年らは部活動や学校など社会との接点も断たせ、自分らに従うことだけを強要したとみられる。
「上村さんはグループの中で弱い立場、いじめられている立場だった」。捜査幹部はグループ内のいじめとみている。しかし、上村さんの友人らはもっと深刻に受け止めている。「まるで奴隷のようだった」
際立つ悪質さ
今回の事件の特異性は、殺害方法の残忍さや証拠隠滅の周到さという点でも、これまでの少年事件と比較しても悪質さが際立つ。
上村さんは首を複数カ所刺され、全裸で河川敷に放置されていた。結束バンドが付近から発見され、ひざにはあざがあった。上村さんに抵抗の痕はなかった。
「イスラム国の人質殺害映像をまねてひざまずかせ首を切った可能性もある」と捜査関係者は指摘する。