繊細で柔らかい感受性と、深く思考する力、芯の強さを併せ持つ彦田来留未ちゃん(左)と一緒に一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづるもジャンプ!=2015年1月24日(越智貴雄さん撮影、提供写真)【拡大】
【まぜこぜエクスプレス】Vol.44
くるみちゃんこと彦田来留未さんは、NPO法人ハイテンションの福祉事業所で働き、究極のバリアフリーロックバンド「サルサガムテープ」のメンバーとしても活躍している。くるみちゃんの声は、そのスマートな体形と同じように細い。が、言葉を選びながら切々と話す姿に、芯の強さを感じる。その強さはどこからくるのだろうと思っていた。去年の春、くるみちゃんが「体験をもとにして作ったんです」と、『不登校の子どもの権利宣言』(www.shure.or.jp/kenri)という小冊子をくれた。そこで初めて彼女が不登校だったと知った。
行けない罪悪感と焦り
最初に行けなくなったのは4年生のとき。転校した学校の雰囲気が苦手だったが、「行かなきゃ」というプレッシャーがあり、ご飯が食べられない、眠れない。さらに、おなかが痛い、熱が出ると体調が悪くなり、ある日「もう無理。布団から出られない」という状態になった。「嫌だという気持ちを言葉にできなくて、布団の中で泣き続けるしかなかった」と振り返る。