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【ネパール大地震】新たな命 人々に安らぎ (1/2ページ)

2015.5.3 09:00

ネパールの大地震発生当日に生まれた赤ちゃんを抱えるアニタ・スラスタさん=2015年5月1日、ネパール・首都カトマンズ(共同)

ネパールの大地震発生当日に生まれた赤ちゃんを抱えるアニタ・スラスタさん=2015年5月1日、ネパール・首都カトマンズ(共同)【拡大】

  • 首都カトマンズ市内の避難所で、救援物資のペットボトルの水を受け取る被災した子供たち=2015年4月29日、ネパール(早坂洋祐撮影)
  • 首都カトマンズ中心部の公園で、ネパール陸軍から救援物資のお菓子などを受け取る被災した少年=2015年5月1日、ネパール(早坂洋祐撮影)
  • 甚大な被害を受けた中部バクタプルで、倒壊した自宅のがれきから救出され、ネパール軍の兵士に抱き上げられる生後4カ月の男児=2015年4月26日、ネパール(AP)
  • 首都カトマンズの病院で生まれて間もない赤ん坊をあやす母親=2015年5月1日、ネパール(AP)
  • 首都カトマンズ市内で、被災した子供らの治療を行う日本の自衛隊の医療援助隊=2015年5月1日、ネパール(早坂洋祐撮影)

 ≪小さな体 困難に耐える子供たち≫

 ネパール大地震は2日、発生から1週間を迎えた。被災地では、多くの命が奪われる一方で、新たな命も生まれている。病院では、赤ちゃんが愛嬌(あいきょう)を振りまき、人々につかの間の安らぎを与えていた。

 首都カトマンズの大規模な公立病院。ロビーに臨時で並べられたベッドで、出産を終えたばかりの女性や赤ちゃんたちが休んでいた。その中の一人、主婦、アニタ・スラスタさん(24)が1日、地震当日の出来事を振り返った。

 出産予定日だった4月25日朝、陣痛が始まった。病院に行く準備をしていた午前11時56分、地震が発生。家族と共に屋外に飛び出した。直後に自宅が倒壊した。

 夫らとタクシーで病院に向かう途中、陣痛がだんだんと強くなった。しかし、道路は渋滞。病院にはけが人が殺到した。古い病棟は余震のたびに激しく揺れた。

 「このまま自分も赤ちゃんも死ぬんだと覚悟した」と話す。しかし、医師と看護師の懸命の働きで、夜になって無事に出産。帝王切開で生まれた第1子は、約3000グラムの元気な男の子だ。

「子供が生まれたのはうれしい。でも、同じ日に多くの命が失われた」

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