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【ネパール大地震】「恩返ししたい」 日本の援助隊奮闘 東日本大震災の教訓生かす (1/4ページ)

2015.5.3 08:00

カトマンズの避難所で、単語帳を使って体調不良を訴える人たちを診察する自衛隊の医療援助隊員=2日(共同)

カトマンズの避難所で、単語帳を使って体調不良を訴える人たちを診察する自衛隊の医療援助隊員=2日(共同)【拡大】

  • ネパール・エベレストのベースキャンプを襲った雪崩でなぎ倒されたテント=2015年5月1日(仙波孝康さん提供=共同)

 ネパール大地震発生から1週間となった2日、ネパール政府は40万張りのテントがさらに必要だと明らかにした。国内の被害は家屋など建物の全壊が約15万戸、半壊が約15万戸に上り、避難生活者用のテントの配給が急務になっている。

 ネパール警察当局などによると、国内の死者は6841人、負傷者は約1万4000人。中国やインドなど近隣国を含めた死者は6900人を超えた。ネパールの地元メディアによると、4月25日の大地震の震源に近い中部ゴルカ地区で2日、マグニチュード(M)5.1の地震があった。大地震の余震とみられる。

 精神面のケア重要

 ネパール大地震で派遣された日本の国際緊急援助隊。各地の消防や警察、民間などからの人員で構成される救助、医療の両チームに加え、自衛隊の医療援助隊も現地入りしている。東日本大震災で被災地支援に携わった隊員も多く、教訓を生かした懸命の活動が続く。

 首都カトマンズ中心部にある軍のグラウンド。発生1週間を迎えた2日もテントが立ち並び、約2500人が避難生活を送る。陸上自衛隊中心の医療援助隊は1日に全隊員約110人がそろい、2日から本格的に避難所での治療を開始した。

「助けていただいた分以上にお返ししたい」

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