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【ネパール大地震】飛び交う余震のデマ 募る焦燥感 (1/2ページ)

2015.4.28 10:40

空港の出発ロビーの外側で身を寄せ合いながら眠る人たち=2015年4月27日未明、ネパール・首都カトマンズ(ロイター)

空港の出発ロビーの外側で身を寄せ合いながら眠る人たち=2015年4月27日未明、ネパール・首都カトマンズ(ロイター)【拡大】

  • 首都カトマンズ市内を流れるバグマティ川の中州で、大地震による犠牲者の遺体を火葬する人々。炎と煙があがる中、読経の声が響いた=2015年4月26日、ネパール(AP)
  • 大地震の犠牲になり、バグマティ川の中州で火葬される姉妹の遺体をみつめながら、涙を流す男性=2015年10月26日、ネパール・首都カトマンズ(AP)
  • 崩れた建物を捜索する地元住民や兵士=2015年4月26日、ネパール・首都カトマンズ(ゲッティ=共同)
  • 倒壊した家屋から家族を捜す女性=2015年4月26日、ネパール・バクタプル(UPI=共同)
  • 空き地にテントを張る人々=2015年4月26日、ネパール・首都カトマンズ(ゲッティ=共同)

 雨に震えながら身を寄せ合う人々。飛び交う余震のデマに気が休まらず、焦燥感が募る。大地震が襲ったネパールの首都カトマンズ中心部の広場では26日、余震を恐れて屋外に避難した被災者数千人がすし詰めになり、凍える寒気と暗闇の中、眠れぬ不安な夜を過ごした。

 「また(余震が)来るわ」。女性の叫び声が突然上がった。実際に揺れは起きなかったが、座っていた数百人がわれ先にと逃げだしパニックになった。普段は政府が記念式典などを行う屋外広場。ぎっしりと人々が身を寄せ合って座る観客席では、階段から転げ落ちた人の下敷きになる人も出て、悲鳴や怒号、泣き声が響き渡った。

 ≪続く停電、凍える雨 「支援物資何もない」≫

 カトマンズは27日、雨が上がり、車やバイクが行き交うなど交通が戻りつつある。ただほとんどの商店は閉まったままで、通信状況も不安定だ。

 中心部にある広場では、赤れんがの建物が崩落し、高さ約2メートルのがれきが半径約30メートルにわたり散乱。地元住民ら数百人が集まっていた。下敷きになった人がいる恐れがあるという。近くにいたトルコの救助隊員の男性は「救助しなければいけない所が市内にありすぎて、どこから手を付けたらいいか分からない」と話した。

余震が怖くて避難

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