25日の大地震発生後、カトマンズでは停電が続く。一部のホテルは夜間、自家発電で明かりがともるが、大半の地域は真っ暗。救助活動が行われている気配もなく、食料や水などの支援物資は行き渡っていない。住民の大半が広場や駐車場、路上で夜を明かしていた。
ヒマラヤ山脈の南側に位置する現地では26日夜から雨が降り始めた。街は底冷えし、吐く息は白い。広場には屋根代わりにシートを張っただけの簡易テントが無数に並ぶ。テントがない人も多い。
観客席で3歳の娘を膝に抱いた母親、オンジュ・シェルチャムさん(22)は、親戚ら計9人で逃げてきた。大人が横になるスペースはなく、顔には疲労がにじむ。
家に大きな被害はなかったが、余震が怖くて避難。自宅から持ってきた薄い毛布1枚を数人で使っていた。「寒くて今夜は眠れそうにない。ひたすら座り続けるだけだわ」と表情は暗い。
男性エンジニア、ミャム・スレスタさん(51)は「支援物資が何もない。家から持ってきたドライフルーツで空腹をしのいでいる」と話した。(共同/撮影:ロイター、AP、共同/SANKEI EXPRESS)