わが子を抱く萩原智子さん=2015年4月24日(本人提供)【拡大】
楽しさと大変さ
出産から約5カ月が過ぎ、育児の楽しさと大変さを体感している。授乳やおむつ替えなど、睡眠時間も少ない毎日を過ごしているが、現役時代の練習に比べたら…耐えられる(笑)。それ以上に、日々、わが子の成長にドキドキワクワクしている。そして、できないことが多いわが子から、教えてもらうことがたくさんある。
誰でも初めはできなくて当たり前。できないことができるようになったときの満足顔には、こちらも拍手を送りたくなる。水泳の指導でも、できないことができるようになる喜びを感じてもらいたいと、より一層考えるようになった。喜びは、成長へのパワーでもあると思う。
子育ては、一人の人間を育てること…。当たり前のことなのだが、あらためて、実感する日々だ。楽しみな半面、怖さも感じている。ひとりひとり個性があり、違いがある。人を育てることに正解がないからこそ、迷いも不安もあるのだと感じている。不安が積み重なり、主人に八つ当たりしたことだってある。
そんなとき、ある方がこんな言葉をくれた。「子育ては、自分自身も一緒に育てていけばいい」と。子供が5カ月であれば、私自身も母になって5カ月。焦らず、母として、子供と一緒にゆっくり成長していけばいいのだと、肩の力がフッと抜けた。