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安倍批判の裏で外交孤立におびえる韓国 (1/4ページ)

2015.5.5 08:00

安倍晋三(しんぞう)首相の米連邦議会演説について抗議する韓国の市民団体メンバーら=2015年4月30日、韓国・首都ソウルの日本大使館前(共同)

安倍晋三(しんぞう)首相の米連邦議会演説について抗議する韓国の市民団体メンバーら=2015年4月30日、韓国・首都ソウルの日本大使館前(共同)【拡大】

 【国際情勢分析】

 安倍晋三首相(60)による米議会演説について、韓国からは「植民地支配」への「おわび」がないと杓子(しゃくし)定規な批判が出た。その裏で、2度目の日中首脳会談実現に続き、安倍氏訪米に対する米側の高評価に「韓国が外交的に孤立する」との懸念も高まっている。韓国世論の批判の矛先は、安倍氏への集中砲火から、歴史問題に拘泥する朴槿恵(パク・クネ)大統領(63)の外交的無策ぶりに向かい始めた。

 保守も左派も危惧

 「終戦70年を迎えて周辺のアジア諸国と和解できる機会を自ら蹴った」。安倍氏が4月29日に米上下両院合同会議で行った演説について、韓国の大手紙、中央日報(以下、記事はいずれも電子版)は4月30日の社説でこう非難した。

 問題にしたのは、「スピーチのほとんどを米日関係に使い、侵略と植民地支配でアジア諸国が受けた苦痛には、一言述べる程度で終えた」ことだ。この視点は、韓国メディアで大差がない。一方、演説が韓国側の予想以上に米側に好意的に受けとめられたことで、保守や左派といった論調の違いを越えて提起されたのが、韓国が孤立することへの危惧だ。

韓国の「不通外交」

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