英国のファッションブランド「PAUL_SMITH」と尾道の自転車複合施設「ONOMICHI_U2」のコラボレーションによって生まれた製品がおしゃれなディスプレイで並べられた=2015年4月10日、広島県尾道市の「ONOMICHI_U2」(田中幸美撮影)【拡大】
スミス氏は10歳でロードバイクに乗り始め、12歳でレースに参戦した。「雨に打たれては歯を食いしばり、顔に風が当たる感覚など多くの困難を乗り越えた」と振り返った。一時はプロ選手を目指したが、事故に遭い自転車レーサーへの夢が絶たれたという。しかし自転車への熱い思いは抱き続け、その情熱をコラボで表現できた喜びをかみしめていた。
コラボ実現にあたって昨年10月、スミス氏は古民家再生プロジェクトやしまなみ海道の自転車文化を視察するため尾道を訪問。その際、しまなみ海道の尾道側にある向島から往復1時間のサイクリングを楽しんだ。青い海と島影に魅了されながらサイクリングをしていると、反対車線を走るサイクリストから「ポール・スミスだ」という声がかかった。気付いたスミス氏はかなりテンションが上がった。そうしたこともコラボ実現を後押ししたという。