英王室は4日、ウィリアム王子(32)とキャサリン妃(33)が2日に生まれた第2子の王女の名前を「シャーロット」と命名したと発表した。王女には「プリンセス・シャーロット・オブ・ケンブリッジ」の称号が与えられ、正式なフルネームは「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」となる。
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英王室では複数のミドルネームをつけるのが慣例で、普段はシャーロット王女と呼ばれるという。シャーロットは、王女の祖父である皇太子の名前「チャールズ」の女性読みに当たり、曽祖母にあたるエリザベス女王と同じ「エリザベス」と、事故死した祖母ダイアナ元妃と同じ「ダイアナ」がミドルネームだ。王女は、皇太子、ウィリアム王子、兄のジョージ王子に次ぐ王位継承順位第4位となる。
王女に「ダイアナ」が名付けられたことは、英国で大きな関心を呼んでいる。1997年にパリで交通事故死したダイアナ元妃は、チャールズ皇太子と結婚してウィリアム王子とヘンリー王子の息子2人をもうけたが、皇太子とは不仲になり、共に不倫に走った末に離婚。王室にとってダイアナ元妃は微妙な存在となった。36歳で事故死した際には王室の対応が冷たいと批判され、王室に対する英国民の支持が下がる一因にもなった。