食事が終わってお店を出た時に事件が起こりました。道の反対側にある某高級宝飾店から出てきた紳士がブラスナックルを持った男に襲われたのです。彼は大量の血を流し地面に倒れ込みましたが、周りにいた人たちは誰一人として紳士を助けようとしなかったのです。おいのディランと息子のディエゴと娘のソリータ、子供たちの父親のノノが急いで紳士の元に駆けつけ、ソリータが警察を呼び、男性たちは襲った犯人を追いかけました。事件に気付いた他の若者が彼らに続きます。男性たちは何とか犯人を捕まえ地面に倒したところで、警察が到着し無事に犯人を逮捕し、意識を失った紳士は救急車で病院に運ばれ一命を取り留めました。何もかも一瞬の出来事でしたが、問題は某高級宝飾店には常時2人の警備員がいますが、事件を見て見ぬふりをしてお店から出てこなかったことです。
「ようこそ、パリへ!」。この場にいた観光客の皆さんはまたパリに来たいと思うでしょうか? 世界一の観光都市パリ! 倒れている人を見て何かしようと思わない人の神経がわかりません。個人主義? エゴイズム? 巻き込まれたくないという気持ちが無関心につながるのでしょうね。